第17回 日本在宅静脈経腸栄養研究会学術集会

会長挨拶

第17回 日本在宅静脈経腸栄養研究会学術集会 会長 鷲澤 尚宏

第17回 日本在宅静脈経腸栄養研究会学術集会
会長 鷲澤 尚宏

 この度、第17回日本在宅静脈経腸栄養研究会学術集会会長を拝命いたしました鷲澤尚宏です。本研究会は、在宅静脈経腸栄養に関する基礎的ならびに臨床的研究の進歩、知識の交流及び普及に貢献することを目的として活動しており、今年は年に1回開催している本研究会学術集会の17回目、日本在宅経腸栄養研究会と日本在宅静脈栄養研究会の同時開催を含めますと21回目となります。
 医療の質を落とすことなく、患者を地域で生活できるようにする工夫の一つが在宅静脈経腸栄養であり、現在われわれが行っている方法には諸先輩たちが作り上げてきたアイデアが随所に生かされています。そのプランと実践の標準化は安全性を高めますが、一方で患者の多様性に合わせるためのテーラーメードな計画も大切な課題となっています。入院管理で、クリニカルパスの運用と個別評価が極めて重要な医療の両輪となっているのと同様で、私たちが取り組むべき課題は山積されています。摂食嚥下リハビリテーションに対する啓発が進み、在宅医療では積極的に経口摂取への取り組みが進んでいますが、その一方で静脈経腸栄養を日常生活の一部にする努力も必要となっております。個々の生活に合わせた小さな工夫は重要なキーワードでもあることから、今回、本研究会のテーマを、『茶飯事に策をこらそう』といたしました。それぞれの工夫について有効性のエビデンスを示すことは困難もありますが、遠慮することなくアイデアを持ち寄り、活発な議論を交わして頂ければと存じます。
 会場の佐伯栄養専門学校は1924年に佐伯矩が設立した世界初の栄養学校です。羽田空港や品川駅からのアクセスも良い蒲田の駅前にありますので、ご友人、ご同僚の皆様お誘い合わせの上、多くの方々にお越し頂き、会を盛り上げていただければ幸いです。
 全力でお世話させていただきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

2019年11月吉日